HOME > 『沖縄エリア』で、パワーをチャージ!! 前編
沖縄本島の中でも最も本土に近い辺戸岬。そこにあるのが「大石林山」です。
沖縄の祖神アマミキヨが島づくりの際に降り立ち、沖縄最初の聖地・安須社(あしむい)を
創ったとされる場所で、琉球時代の最古の歴史書にも記されています。
その昔には王家の繁栄や航海安全、五穀豊穣が祈願され、現在も拝所では神人の祈りが捧げられています。
この辺りは、およそ2億年前の石灰岩が雨水などで長い歳月をかけて侵食されてできた、日本唯一の亜熱帯カルスト地形です。天に向かって巨岩が突き出す景観は圧倒的な迫力で、雄大なエネルギーに包まれます。岩のカタチは個性豊かで「悟空岩」「卑弥呼岩」や「奇跡の岩」などと命名されているものも。中央の穴を3回くぐる「生まれ変わりの石」も人気です。
しかし、最もパワーがありそうなのは、「石林の壁(せきりんのかべ)」。朝日が降り注ぐ、天上界と地上界の神々が集う聖地とされています。黄金色のカルサイト(方解石)に触れれば、たちまち開運の願いが叶いそうです。
山原(やんばる)の森を流れる比地川。そのほぼ真ん中に位置するのが「比地大滝」です。
落差は約26mあり、沖縄本島最大とされています。水量も豊富で、全身にマイナスイオンを浴びることが可能。
キャンプ場も併設されているので、澄んだ空気と月の光に包まれながら、ゆったりとスピリチュアルな時間を満喫できます。
滝までの道のりでは鮮やかな原色の蝶、ユニークな姿のキノボリトカゲやシリケンイモリなど
亜熱帯エリアの住人との対面も楽しめます。探検隊気分を味わうにはピッタリと言えるでしょう。
とは言え、入口から滝までは約1.5kmあり、片道60分が目安です。遊歩道が整備されていますが階段や傾斜もあって、体力や足腰に自信がない方は控えた方が良いかも知れません。
諸願成就、生成の神様として信仰される琉球八社の一つで、地元では「普天間神宮」とも呼ばれています。
全長約280mの鍾乳洞があり、社務所で手続きすると、入口から50mほどまでの公開部分を巫女さんが案内してくれます。
ご神体を祀る遥拝所を過ぎると、白鶴岩・明王岩・獅子座などと呼ばれる霊石が目に入ります。あたり一面をたくさんの鍾乳石に囲まれ、貴重な神秘体験が楽しめるでしょう。
奥宮へは6月末日「夏越の大祓」の時だけ、その先の出口へと通り抜けることが可能です。まずは人間の形に切り取られた紙に自分の汗を拭い、息を3回吹きかけて自らの汚れを移し、大祓で清めてもらい、茅の輪をくぐります。そうしてから神殿地下の鍾乳洞を通り抜けるのです。神の胎内をくぐることで生まれ変わる意味がこめられています。
沖縄エリアの前編、お楽しみいただけましたか。今後も南国の楽園ならではの個性豊かなパワースポットが次々と登場します。次回もご期待下さい!
【りん先生からひとこと】
ありのままの自然エネルギーが満ちあふれている、強力なパワースポットが多いのが沖縄の魅力。沖縄旅行から帰ってきた人たちがみんな元気いっぱいなのは、本人も気づかないうちに自然のパワーを吸収して来たからかも知れませんね。